私の“日本のニョッキ”を必ずイタリアに逆輸入する!

 

あの劇団四季の『キャッツ』が“日本のニョッキ”を生んだ!?

 

 

PaPa

 

PaPaのニョッキはイタリアのニョッキではなく

“日本のニョッキ”です。

 

素直に今そう思えます。そもそも僕は包丁すら持ったことがない、また料理とは無縁のバリバリのホテルマンでした。つまり、料理づくりではなく接客のプロだったのです。

 

しかし、今ではおそらく世界でひとつしかないニョッキ専門店のPaPaになっています。

 

また、イタリアのニョッキではなく、“日本のニョッキ”というブランドを創造したという自負もあります。でもなぜ、“日本のニョッキ”に繋がったのでしょう。とにかく、不思議でなりません。

 

しかし、今改めて振り返ってみると、、

実はそのきっかけとなったのは、、、

あの劇団四季さんの『キャッツ』だったのです。

 

話しは2002年開店当時になりますが、PaPaはそもそも主にフレンチをベースにしたレストランでした。もっと気軽に入れる洋食屋があったらいいな、という思いから「お箸で食べる西洋食堂PaPa」の看板を 掲げたわけです。しかし、『キャッツ』静岡公演によるある出来事がきっかけで、ニョッキ専門店への道へと進むことになるのです。しかし、今思えばその流れは僕たちにとって、とても幸運なことでした。

 

 

なぜなら、世界にひとつしかない私の“日本のニョッキ”を生み出すことに繋がったからです。

 

“日本のニョッキ”とは四季それぞれの旬の食材をそのまま素直に生かし、

その風味が人の五感すべてに伝わる ように創り上げた私だけのニョッキです。それは、和食の道に通じるものでもあり、日本人ならではの繊細さが表現されたニョッキだと思っています。

季節限定ニョッキ

 その季節にその地でしか味わえない食材の純朴な味をそのまま出したいと思っています。
だから、ムダな味を足すことはあえてしません。


なぜ私はニョッキを選んだんだろう?ってふと考えることがあります。確かに他の店でやっていないメニューだというのもあります。 何か目新しいイタリアンみたいなところに、惹かれたのもあります。しかし、他にもっと自分と繋がる何かを感じています。

それは、、、 

 

「めちゃくちゃシンプル」なところです。そんなところがとても私にしっくりくるのです。
ニョッキは私さえいれば、いつでもどこでも作れます。

日本のニョッキ

  自分一人いればいいのです。つまり材料は、、、

「ジャガイモ、粉、オレ」そして、私をずっと支えてくれている家族。

めちゃくちゃシンプルです。そんな、シンプルなところがニョッキを選んだ理由なのだと思います。

 

実は私たちには2つ夢があります。ひとつは「私の“日本のニョッキ”をイタリアに逆輸入すること」そしてもうひとつは「初めてニョッキを食べるなら、絶対私のニョッキを食べ て欲しい!」ということです。そんな“日本のニョッキ”をこれからも作り続けていきたいと思っています。すべてに感謝です。